Psychexp(サイクエクスプ)とExkuma(エクスクマ)の機能アップデートのお知らせです。
クラウドソーシング等で参加者を募集する場合などに便利な機能「回答者のID表示」が,メールアドレス登録不要のプロジェクトにおいても使用可能になりました。回答者の個人情報を得ることなく,システムが割り当てたIDによって個人を特定し,回答状況を確認することができます。
*これまで,メールアドレス登録/LINE登録のあるプロジェクトにおいてローミングIDを表示する機能がありましたが,「オープンアクセス(登録不要)」のプロジェクトにもこの機能を付けてほしいというご希望をいただき,このたび実現いたしました。
【注意】
クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサービスから回答者を雇用する場合、回答者の連絡先情報を得ることは基本的に禁止されています。これらのクラウドソーシングを利用する場合は,メールアドレス登録不要のプロジェクトを必ず選択してください。
メールアドレス登録不要のプロジェクトとは…
Psychexp の場合
「単一回実験・調査」→「オープンアクセス(登録不要)」
Exkumaの場合
「ベーシックプロジェクト」→「単一回調査」→「オープンアクセス(登録不要)」
「アドバンストESM」→「メールアドレス不要の登録」(=LINE登録)
「ID表示」の設定のしかた
プロジェクトの基本設定で「IDを最終ページで表示」を設定すると,回答者がすべての設問に回答しおわったときに、各回答者のID番号を表示できます。この設定を選択すると,設問の最終ページにおいて,回答完了時のメッセージとともに「ユーザーID:1234」等と表示されます(下図:数字部分は回答者ごとに異なります)。
クラウドソーシング等で募集した回答者に「ユーザーIDとして表示された数字を報告してください」と依頼しておくと,メールアドレス等の個人情報を得ずに回答者とデータを紐づけることが可能になります。
*オープンアクセス(登録不要)のプロジェクトの場合は,回答ID(データセットの"ID"列)が表示されます。2024年12月現在では7桁の数字ですが,今後,桁数が増える可能性があります。
*ExkumaのアドバンストESM(メールアドレス不要の登録)の場合は,LINEローミングID(データセットの"lineRoamingID"列)が表示されます。なお,ひとりの回答者(同じLINEアカウントで登録した人)につき,ひとつのローミングIDが割当てられるため,ESMの毎回の回答について同じ数字がユーザーIDとして表示されます。2024年12月現在では4桁の数字ですが,今後,桁数が増える可能性があります。
ひきつづき、みなさまのリクエストに応えて、より便利で使いやすいソフトウェアとしてPsychexp / Exkuma が成長するよう、鋭意、開発を続けてまいります。
ご質問やご要望がございましたら、ぜひユーザー・フォーラムにてお知らせください。