尾崎先生
夜分遅くに失礼いたします。
松岡 拓磨と申します。
psychexpのIAT-SCにおいて尾崎先生に質問がありますので、お答えいただけましたら幸いでございます。
私は卒業論文の作成において、「性的マイノリティへの嫌悪感情」の調査を行おうと思っております。
そのために単一カテゴリIATを使用させていただきたいと考えております。
通常のIATでは歯車アイコンをクリックすると「ブロック順序の無作為割当」があります。
この無作為割当は順序効果を打ち消すために存在すると考えたのですが、単一カテゴリIATにはそれが無いように思います。これでは順序効果を打ち消すことができないように考えました。私のこの見立てが知識不足によるものであれば申し訳ないです。
単一カテゴリIATで「ブロック順序の無作為割当」機能を使うことは不可能でしょうか。
お手数おかけいたしますが、お手すきの際にまたご返信いただけますと幸いでございます。
松岡 拓磨
お問い合わせをありがとうございます。
SC-IATの手続きにおいて,オリジナルの論文(以下)では,Study1-4のいずれにおいてもブロック順序の入れ替えを行っておりません。
参照 Karpinski, A., & Steinman, R. B. (2006). The single category implicit association test as a measure of implicit social cognition. Journal of personality and social psychology, 91(1), 16-32.
論文中より引用 "Specifically, participants completed seven stages in the same order (see Table 1 for an example). "
ブロック順序についてカウンターバランスを取るという手続きをとった論文があることも存じておりますが,Psychexpにおいてご提供していますSC-IATの手続きはオリジナル論文 Karpinski &Steinman に従っているためブロック順序が固定ということでご理解いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。