SC-IATの試行回数と刺激語の提示回数についてご教授願います。
Krpinski & Steinman(2006)が使用した自尊感情SC-IATの日本語版を作成しようとしています。
試行回数はKrpinski & Steinman(2006)と同様に、練習24回、テスト72回でしょうか。
その場合、カテゴリー「自己」(刺激語5個)、カテゴリー「良い」(刺激語21個)、カテゴリー「悪い」(刺激語21個)
の刺激語は全て提示されるのでしょうか。それとも、ランダムなので一部は提示されない可能性があるのでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。
防衛大学校(博士課程1年) 岡本 俊輔
ご回答ありがとうございます。
本番ブロックですべての刺激語が提示されることを確認いたしました。
早急にご対応いただきありがとうございました。
ご回答までお時間いただき,お待たせいたしました。
PsychexpのSC-IATは,以前は実験課題を作成したときにデフォルトで入っている刺激数(属性1:10,属性2:10,対象:7)で最適に稼働するようにプログラムされていました。
これにアップデートを加えて,試行数および刺激の選定のしかたに関してKarpinski & Steinman のオリジナルの手続きを再現できるように,プログラムを更新いたしました。
> 試行回数はKrpinski & Steinman(2006)と同様に、練習24回、テスト72回でしょうか。
→ はい,現時点でのPsychexpのSC-IATの構成は,練習ブロック:24試行,本番ブロック:72試行 となっています。
これらの試行数は,各カテゴリの刺激の個数に依存せず,固定されています。
> 刺激語は全て提示されるのでしょうか。それとも、ランダムなので一部は提示されない可能性があるのでしょうか。
→ Karpinski & Steinman (2006)の論文に "Within each category, words and pictures were selected randomly without replacement."とありますので,これに従っています。
「自己」(5個)、「良い」(21個)、「悪い」(21個)の刺激語セットの場合,以下のようになります。
練習ブロック:良い7回,自己7回,悪い10回(計24試行)
→良い/悪いの刺激語は全21個のうち7個/10個のみ表示され,残りは表示されません。自己は5個すべて表示されます。
本番ブロック:良い21回,自己21回,悪い30回(計72試行)
→3カテゴリのすべての刺激語が表示されます。
なお,上記の更新は本日以降に作成されたSC-IATプロジェクトのみに適用されます。
大変にお手数ですが,新たにプロジェクトを作成されてからお試しいただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
お問い合わせをありがとうございます。現在,システム担当者が詳細を確認しております。判明次第またこちらで回答いたしますので,少々お時間いただけますと幸いです。