お世話になっております。
現在、初めてIATを用いた研究を行っており、Psychexpを利用し、ご提供されているspssシンタックスをダウンロードして使わせていただきました。
初歩的な質問で大変恐縮なのですが、spssシンタックスを利用して算出されたD-scoreについてご質問があります。
本ソフトを用いてIAT課題を実施し、D-scoreを算出した時、D-scoreが正の値の場合は、(対象1)に登録したターゲット刺激と(属性1)に登録した属性刺激の潜在連合が強く、D-scoreが負の場合は、(対象2)に登録したターゲット刺激と(属性2)に登録した属性刺激の潜在連合が強い、という認識で合っておりますでしょうか。
つまり、(対象1-属性1)、(対象2-属性2)がスティグマ一致の組み合わせである場合、D-scoreが正で絶対値が大きいほどスティグマが強く、D-scoreが負で絶対値が大きいほどスティグマが小さい、ということになりますでしょうか。
Greenwald et al.(2003)のD-score算出方法も確認したのですが、本ソフトを利用して算出されるD-scoreがどちらの意味を持つのか(正であるほどスティグマが強いのか、負であるほど強いのか)、私の認識が間違っていないか不安になり、ご確認をさせていただきました。
私の勉強不足でこのようなご質問をしてしまい、大変申し訳ございませんが、お教えいただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
お問い合わせいただき,ありがとうございます。
おっしゃるとおりで,「(対象1-属性1)、(対象2-属性2)がスティグマ一致の組み合わせである場合、D-scoreが正で絶対値が大きいほどスティグマが強く、D-scoreが負で絶対値が大きいほどスティグマが小さい」ということになります。
ただし,PsychexpのIAT編集画面では,以下画像のように,上から順に対象1・対象2・属性2・属性1というように各カテゴリが並んでおります。少々わかりづらくて申し訳ないのですが,ここが間違えやすい点となっておりますので,どうかご注意ください。
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Psychexpがご研究のお役に立てましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。