Exkuma UPDATE アドバンストESMの回答状況モニタリング機能
- JESMA
- 8月12日
- 読了時間: 3分
Exkumaの機能アップデートのご紹介,およびイベント開催のリマインドです。
① アドバンストESMにおいて,設問セットごとに各参加者の回答状況をモニタリングすることが可能になりました。
ESM調査においては「どの参加者がどのくらい回答したか」をモニタリングすることが重要です。それによって,調査進行中に,各参加者がシグナルの受信や回答を順調にできているか否かを確認できます。また,調査終了後には,各参加者の回答数に応じた謝礼を算出することもできます。
Exkumaでは,ESMプロジェクトの「レポート」のページから、「LINEシグナルのサマリー」をダウンロードすることによって,各回答者のIDと紐づけられたかたちで,これまでに送信されたシグナル数や,回答完了数を随時確認することができます。
この「LINEシグナルのサマリー」について,アドバンストESMの場合は,より詳細な回答状況の確認ができるようになりました。
アドバンストESMでは,ひとつのプロジェクトに複数の設問セットを含めることが可能です。例えば,設問セット1には「事前調査の質問項目」,設問セット2には「ESM調査の質問項目」,設問セット3には「事後調査の質問項目とディブリーフィング」といったように,内容の異なる設問セットをひとつのプロジェクト内に作成し,それぞれのタイミングを指定して調査参加者にLINEシグナルを送ることができます。
これまでは,複数の設問セットが含まれていた場合でも,「LINEシグナルのサマリー」には総回答数(すべての設問セットに対する回答数の合計)のみが表示されていました。
今回の機能アップデートにより,総回答数に加えて,設問セットごとの回答完了数が表示されるようになりました。

上図の赤枠部分をご覧ください。set1_completed というヘッダーのある行は,設問セット1の回答完了数を表します。さらにその右に,set2_completed, set3_completed というヘッダーの行が続いているのは,それぞれ設問セット2・設問セット3の回答完了数を表します。回答者IDごとに1行ずつ表されますので,各参加者について設問セットごとの回答完了数を確認することができます。
この機能アップデートにより,回答状況をより詳細に把握できるようになりました。また,事前調査・ESM調査・事後調査それぞれの回答に対する謝礼額が異なる場合であっても,各参加者に支払う謝礼額を容易に計算できます。ぜひご活用ください。
② イベント開催のリマインド
ESMセミナーの開催(8月18日/8月26日)
各回に若干の空席がございます。参加をご希望の方は,早めのお申込みをお勧めします。
※ セミナーの詳細や申込はこちら:https://www.jesma.jp/post/blog250713
チュートリアル・ワークショップの開催(9月5日)
日本心理学会第89回大会(開催期間:2025年9月5日~7日,会場:東北学院大学)において,チュートリアル・ワークショップ(TWS)を下記のとおり開催いたします。
[TWS-010] 2025年9月5日(金) 9:20 〜 11:00 第12会場(L718)
経験サンプリング法(ESM)をはじめよう:Exkumaで実践する集中的縦断研究
※ 詳細は,日本心理学会第89回大会Webサイトをご覧ください。
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ひきつづき、みなさまのリクエストに応えて、より便利で使いやすいソフトウェアとしてExkumaが成長するよう、鋭意、開発を続けてまいります。
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